中国の秘境、九寨溝を目指す自転車旅~5日目~

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今日は都江堰から2008年の四川大地震の震源地、映秀を通りウェンチョアン(さんずいに文でウェン、川でチョアン)まで行く。実は自転車旅行のルートを調べていて一番不安要素が多かったのはこの日だった。

まず地震の爪あとがいたるところにある点。道路の舗装が悪い。場所によっては石しかないところもあり歩かなければ進めない。地震に伴い、飼い主が避難したため飼い犬の多くが野放しにされ、野犬となり狂犬病が多発しているといううわさ。そしてなんといっても崖崩れだ。このあたりでは以前から落石による通行止めによって九寨溝行きのバスが止まっていたのだがそれが地震以降さらにおこりやすくなったという。事前に見た写真でも人間が20人ほど収まりそうな大きさの岩や山積みの石が載っている。もし落石が来たら、途中で気がついても避けるのはなかなか厳しそうだ。
大雨の日は走らずに、落ちてこないことを祈ることしかできない。
さらに道中宿泊できる都市が見つからなかったので行程が110km標高差1000mと自転車で走る距離としてはなかなかのものになってしまった。
そしてトンネルがかなりたくさんある。合計20個くらい。長いものでは2kmほどありそうだ。車しか走っていないと考え飛ばしてくる中での自転車走行はただでさえ注意が必要だが視界が極端に悪いトンネルではなおさらだ。
風を切って走ったり、窓や屋根などさえぎるものがない中で風景を全身で感じられるところは自転車旅行の大きな魅力だが、同時に雨、動物、車などの危険と常にとなりあわせなのも自転車だ。
実は事前に調べてるときにこのあたりの情報が全く見つからなかったのでそれならば地元の人に直接聞いてみようと思い中国のfacebook、「人人網」でウェンチョアン在住の子と知り合い、いろいろ連絡を取り合っていた。はじめのころは大丈夫だと思うといってくれていたのだが、旅行直前になって「やっぱり危ないから自転車旅行はやめたほうがいいと思うわ」と提案されてしまった。落石が心配ということだったが最終的には多分大丈夫と言ってくれた。ただ、直前にこのように言われて不安はさらに増した。。。
とにかく、この日は雨が降っていなかったので走ることになった。
上の写真は事前に見た写真のうちの一枚。

都江堰から出るとまず上り坂が始まる。これがなかなか大変で途中で休憩したときに撮った写真。
長い上り坂を上りきった先にトンネルがあった。そこで再び休憩する。周りではセミがたくさん鳴いていて暑苦しく日本の夏のように感じられた。

トンネルを抜けると別世界が広がっていた。
まず一番の違いは河の色。昨日からずっと茶色だった岷江がなんと青色になっていた!
きれい!
ちょうどそこに休憩所があったのでそこで何枚か写真を撮る。

そしてこの日はなんと成都から通じて初めて青空が見えた日だった。成都ではずっとガスか雲が広がり前日も曇っていたため初めて青空が雲間からのぞいた瞬間は感動した!

写真右手にあるのが都江堰大橋といい高速道路になっているため自転車は通れないため都江堰によってせきとめられた河の周りをまわる。ここを走れれば今日の行程が20kmほど縮まるのに。

焦って撮ったためほとんど分からないけどここからアバチベット族チャン族自治州に入る。ここからは九寨溝までずっとこの少数民族地域を走る。地元の人と話ができるか楽しみ!

震源の映秀までもうしばらく

右手の山は本当に急峻。がけ崩れがいつ起こっても不思議ではない。
このあたりは落石注意の看板を何度もみかけた。

中心まではしばらく先だが、映秀市に入る。ここで昼飯を食べることにする。

この辺りの建物には全て中国の国旗が立てられていた。そういえばここは震源から近いはずなのでが路面がとてもきれい。中国政府が重点的に修復した地域なのだろうか。国旗はそのことへの感謝なのか。それとも政府による民族の一体感の演出なのか。真相はちょっと怖くて聞けずじまいで最後まで分からなかった。

ここで昼飯を食べることにする。昨日の反省を生かして「お店で」食べる。
入ってみると仲睦ましい家族が食事をしていた。メニューはあるかと聞くとない。口頭で説明してくれたけれどよく分からないので隣の家族が食べているものを見せてもらいどれもおいしそうだったので同じものを全部注文することにした。
それにしてもお店の人もお客さんもとてものどかな雰囲気で、皆がいらいらしているように感じられた成都とは全く違う。
出てきたメニューはどれも見たことがあるものだったが、一番おいしかった豚肉の名前を思い出せない。醤油で煮た豚バラ肉を中心から外側にかけて10枚ほど多いかぶせてふたをしてその下に豆と山菜がたくさん入ってる。あの肉はうまかったな?。ご飯とむっちゃ合う!ただ、残念なことにあまりにおいしかったために一気に食べちゃって写真を完全に撮り損ねてしまいました。。すいません。。
他の料理はなにかの麺とわかめスープ。麺はスープがなく辛目のものに砂糖を大量にかける! けっこうおいしいんだけどだんだんきつくなってくる。これだけ食べて一人14元180円。安くてうまくてそして何より雰囲気がすごく良かった。自転車で旅行する一つの大きな目的の一つは田舎の人と心温まる時間を共有することだったので大満足!

お店のご主人とその娘さん(?)
ほほえましい一枚。
心も体も満たして再出発。

河の色が茶色に戻ってしまう。この一時間ほど前にはきれいな緑色をしていて木々が水面に反射していて幻想的だったけど見とれてるうちに通り過ぎちゃった笑

ここが映秀の中心で地震記念館もあるらしい。
ここからハチが出始めた。
彼がこんなに恐ろしい存在であるとはこのときはまだ。。。

ウェンチョアンまで51km。
九寨溝まで320km。

九寨溝方面と四姑娘山方面への分かれ道

地震の爪あと。
車5台分ほどありそうな岩石。これが落ちてきた。。。
このあたりから後半戦に入ったのだが全く写真がなくなっている。
それはかなり疲弊して写真を撮る余裕がなくなってしまったせいである。
まずハチ。
映秀を過ぎてから急にハチが出現した。それも数匹ではなく数百と言う単位で。常に自分たちの周りを巻きつくようにハチが飛び回っていた。冗談じゃなく数百のハチが頭の周りをヌンチャクのように巻きついていた。あんな経験は本当に初めてだった。しかし、10分もすると感覚が麻痺してきて意外とこいつら刺さないんじゃないかとタカをくくっていると事件が起きた。前を走っていたG君が急に手を振り回した。まさかと思い近づくと案の定刺されていた。しかもまぶたのすぐ下を針が深く刺さっていた。見るからに痛々しかった。針を抜いても痛むようでかなりきつそうだった。それから数十分するとさらに前方を走っていたY君も耳を刺された。その後、自転車を押さなければならないほどの悪路でもハチは容赦なく飛び回っていたが、その後はひがいはなかった。野犬は警戒していたが、まさかハチの方が危険だとは予想外だった。。。

その後はハチの群れはおさまったが、続いてトンネルの脅威が襲い掛かってきた。
トンネルの脅威は予想していたとおりだったが、後ろから猛追する車よりも怖いのはトンネルの暗闇だった。後ろから来る車は基本的にはこちらの存在に早いタイミングで気づいてくれ、通過するまで延々とクラクションを鳴らされ続けるがある程度距離をとって走ってくれ、後ろからの車の強いライトはむしろ前を照らす手助けにもなるが、問題は車がいないときだ。灯りが全くないトンネルで車がいないと自分たちの弱弱しいライトではほとんど前が見えずだんだん視覚だけでなく平衡感覚も失い、自分が自転車のペダルを回せているのかさえわからなくなる。しかもそんなトンネルが500mから2000mの長さも続く。徐々に体力も切れて集中力がなくなってくる。そんな中、Gくんがトンネル内の舗装の悪いところで右からのトラックと擦れかなりギリギリだった。そして最後の2km級のトンネルでYくんが端により過ぎて転倒する。車は来てなかったのでよかったが、Yくんの自転車のペダルが少し曲がった。それを修理するのに1時間ほどかかったあと出走しふらふらになりつつもウェンチョアンに到着。

そのあと夕食を食べに行くとそこのお姉さんがとてもきれいで三人の疲れは吹っ飛ぶ。単純w そのお姉さんの笑顔を何度も見ようとお茶を入れてもらったり新しく注文したりと工夫を凝らしたがその後は基本的に他のお姉さんが対応したため彼女の笑顔は見れなかった。それでも最後に一緒に写真を撮ってもらおうと試みたが失敗。それでもはじめに見せてくれた笑顔は忘れない。午前中は青と緑の岷江に心躍らせ、最高の昼食に心安らぎ、午後はハチとトンネルに心かき乱されると言う長い一日だったが、最後にお姉さんの笑顔に心高まった。とにかく終わりよければ全てよしと言う感じで気持ちよく眠りにつくことができた。
三人とも重大な事故なく(?)この日を乗り切れてよかったよかった。

もし皆様が九寨溝へ自転車旅行をするときは、都江堰からウェンチョアンの区間はタクシーを借りるかバスに乗ることを強くお勧めします。

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コメント

  1. タイデン より:

    九寨溝あたりで震度7くらいの地震が起きた模様、お気をつけください。
    日本時間8/9未明

    1. tomoki712 より:

      タイデンさん、コメントありがとうございます!
      九寨溝で地震、やっぱり地震多い地域なんですね。
      この旅行は数年前に僕が学生だった頃のものを振り返ったものですので僕は安全です^_^
      ご心配ありがとうございます!

      1. タイデン より:

        良かった。
        素敵な旅になりますように。

  2. タイデン より:

    振り返った旅でしたね汗。
    何はともあれ無事で良かった。

    1. tomoki712 より:

      ありがとうございます!
      また何かご意見、ご感想頂けると嬉しいです。

      1. タイデン より:

        可愛い子には旅をさせろってのは、本当だなぁと、旅は考え方に広がりを与えてくれる、井の中の蛙じゃないが、外から日本をみると見えてきたり、異国の人との文化交流で理解出来ることも、若くて頭の柔らかいうちに、どんどん色々な体験を!また旅ブログ更新楽しみにしております。危険な時期や場所は呉々も避けてくださいね!

        1. tomoki712 より:

          はい。本当に良い経験がたくさんできました!!
          実は、この後少し大変な思いもしましたが、それも次の反省として活かしていきたいと思います。
          最後まで楽しんで読んでいただければ幸いです。

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